エアコンが汚れると様々なトラブルが発生
いよいよ、エアコンが大活躍する季節になりました、
エアコンがいつでもその威力を十分発揮できるようにいておきたいものです。それにはやはり、エアコンのクリーニング、メンテナンスを定期的に行っておくことでしょう。
よく質問されるのが「エアコンはどのぐらいの頻度でクリーニングする必要がありますか」です。その使用状況によって一概に言えませんが、通常3~4ヶ月に1回はしたいものです。
ご存知のように、エアコンが汚れ、メンテナンスが十分されていないと次のようなトラブルが発生します。
- エアコンが冷えない。
- 電気を余計食う。
- エアコンの中にカビが蔓延し、お部屋に撒き散らす。健康によくない。
- くさい臭いを発生させ、不快だ。
- 水漏れなどの故障が発生する。 等々
エアコン内にサビを発生させ、冷媒管に穴を開けてしまう
今回は特に故障について触れてみます。
エアコンの排水が詰まり水漏れを起こすと、壁掛けタイプの場合は下に水が垂れてきますが、天井埋め込みの場合は簡単ではありません。天井が水浸しになり、ときには天井の修理や塗装をしなければならなくなります。
特に、天井に吊るすタイプや、四角い四方から吹き出るカセットタイプの場合、排水パイプか詰まり、水受けに水がたまるとエアコンの冷却部分の一部が水に浸かってしまいます。
すると写真のように鉄の部分にサビが発生します。これがアルミの冷媒管(フロンガスが通る管)にまでサビが広がります。その結果冷媒管に穴が空き、フロンガスが漏れ出してしまい全く冷えなくなります。(2種類の金属がふれあい水につかると微弱な電気が発生し、金属を腐食させてしまう「電解」という現象)
こうなると少し大ごとになります。漏れている穴を見つけ出し、溶接し、ガスを充填しなればなりません。費用もかなりかかってきます。
エアコンの耐用年数を縮め、コストアップに
さらに、エアコンの寿命を縮めることになります。
天井付けタイプ、カセットタイプを使っているのは店舗・事業所が多くなると思います。
耐用年数が短くなり、使えなくなれば、エアコンの入れ替えが必要となります。言うまでもなくコストがアップしてきます。特に、店舗・事業所経営者の方はエアコンの定期クリーニング・メンテナンスに心がけてください。