タイは、私の経験では、ダニが多いです。日本にいるときはほとんど刺されませんでしたがバンコクに来て、数回刺されました。刺されるダニは「イエダニ」という種類のようです。ダニによって対策が違ってきます。主なダニの種類は、次のとおりです。

  • チリダニ 大量に生息している。人を刺したりはしないが、アレルギーの原因になる。
  • コナダニ 大量に生息している。人を指したりはしないが、大発生するとツメダニ(刺す)の餌となり、ツメダニが増殖する。
  • ツメダニ コナダニやチリダニをエサにするため、コナダニやチリダニが大量発生すると増殖する。たまに間違って人を刺す。刺されて数時間~2日後に遅れて痒くなる。密閉された部屋に発生しやすい。
  • イエダニ ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニ。人を刺す。普通夜間に吸血する。
  • 刺されるとすぐに痒くなる。一時的に人間に寄生し、寄生すると数日で死滅する。

一番多いイエダニ対策は、ドライヤーで死滅させる

  • バンコク市内で、よくねずみを見かけます。ですから、ねずみに寄生するイエダニが多いのは、当然と考えられます。
  • 自分の住まいにねずみ等がいる気配がいなければ基本としてイエダニは、いないと考えられます。
  • それでも、イエダニらしきものに刺されたら、それは外部から持ち込まれたと考えられます。
    (自分や家族が持ち込んだか、他の誰かが来て持ち込んだかいうこと。外来者が多い家では、布製カバーのソファーやクッションは使わないようにしたほうがいいでしょう)
  • 刺されたのがイエダニかどうか判断基準は
    •  丸く赤くなり、痒い。刺されたところを押すと少し痛い。
    •  チクッと刺されたのがわかった。そして、すぐに痒くなる。

こういう場合、ほぼイエダニに刺されたと思われます。(特に夜寝ているときにさされることが多い)

  • 刺されたイエダニの生息数はごく少ないと考えられます。(外部から主に人にくっついて持ち込まれたのだから)
  • いる場所も大体見当が付きます。(チクッと刺された時の場所)
  • そこで、対策は、刺されたと思う場所(イエダニがいそうな場所)に、ドライヤーやスチームアイロンで十分熱を加える。これでイエダニはほぼ死滅します。
  • イエダニに刺されたところは、ムヒ等の薬を塗ればおさまります。ただし、何らかの病原菌を感染させられる可能性もゼロとは言えませんので、その後の症状に注意してくだい。

 

ツメダニに刺されたり、ダニアレルギーになった場合

「ツメダニ刺されたのでないか」「ダニアレルギーでないか」というのは、病院に行って判断してもらい、治療してもらってください。

この時のダニ対策は、本格的にする必要があります。

ツメダニがいるということは、そのエサとなる、チリダニ、コナダニが大量に発生しているということです。

また、ダニアレルギーもチリダニ、コナダニが大量に発生し、その死がいやフンなどがアレルギーの原因になっていると考えられます。

対策としては、

  1. 掃除を徹底的にする。(ベッドの下や家具の隙間なども、エアコンもクリーニングする)
  2. 衣類、寝具などを殺虫処理をする。(衣類は、熱湯をつけて洗うか、乾燥機に十分かける)、寝具等は掃除機をかけ、綿ぼこりを十分取る。布団乾燥機を使い、十分熱を加える。
  3. 部屋を締めっきりにしないでにしないで、風通しをよくする。(部屋を締切にするときは部屋の湿度を下げる。60%以下に)
  4. バルサンなどの殺虫駆除剤を使う。その後もよく掃除し、死がい等を取り除く。

バルサンなどでも効果がないという話も聞きます。その場合、家を5日間以上空けたときに、部屋を締め切り、パラゾールを使って殺虫する。(これが非常効果的のようです)

 

ダニに必要以上に神経質になる必要はない

一般的には、ツメダニもいない、アレルギーもないのでしたら、ダニは、特に心配する必要は全くありません。ダニは、そこいら中、無数に生息していて、人体に悪さをするのはほとんどいないからです。ダニに必要以上に神経質になる必要はありません。

すまいのお困りごとなら「すまいの便利屋さん」にお任せ!